2025/02/17 11:20

「健康的なオイル」として注目されているヘンプシードオイルと中鎖脂肪酸(MCT)。どちらも体に良い働きを持つオイルですが、実際にどんな違いがあり、どう活用すればよいのでしょうか?

今回は、ヘンプシードオイルとMCTオイルの特徴・効果・おすすめの使い方について詳しく解説します!

1. ヘンプシードオイルとは?
**ヘンプシードオイル(Hemp Seed Oil)**は、麻の実(ヘンプシード)から抽出される植物オイルです。CBD(カンナビジオール)は含まれておらず、精神作用は一切ないため安心して摂取できます。

✅ ヘンプシードオイルの栄養成分

ヘンプシードオイルが注目される理由は、そのバランスの取れた脂肪酸構成にあります。
 • オメガ3脂肪酸(αリノレン酸)  約20%
 • オメガ6脂肪酸(リノール酸)  約55%
 • オメガ9脂肪酸(オレイン酸)  約10%
 • γリノレン酸(GLA)  約2~4%

このオイルの最大の魅力は、オメガ3とオメガ6のバランスが「3:1」で、人間の体に理想的な比率になっていることです。

✅ ヘンプシードオイルの健康・美容効果
⭐ ① 抗炎症作用で肌トラブル改善
オメガ3とγリノレン酸の働きにより、肌の炎症を抑え、ニキビやアトピー、乾燥肌の改善に役立ちます。
⭐ ② ホルモンバランスを整える
γリノレン酸が女性ホルモンのバランスをサポートし、PMS(月経前症候群)や更年期症状の緩和が期待されます。
⭐ ③ 免疫力アップ
ヘンプシードオイルに含まれるオメガ3脂肪酸は、免疫機能を正常化し、アレルギー症状を軽減する可能性があります。
⭐ ④ 心血管の健康を守る
オメガ3が血流を改善し、動脈硬化や高血圧の予防に役立ちます。

✅ ヘンプシードオイルの使い方
 • ドレッシングやスムージーに加える(加熱NG)
 • スキンケアオイルとして使用(保湿&肌荒れ防止)
 • スプーン1杯をそのまま摂取(毎日の健康維持に)

2. 中鎖脂肪酸(MCT)とは?
中鎖脂肪酸(MCT=Medium Chain Triglycerides)は、ココナッツやパーム核油に含まれる消化・吸収が速い良質な脂肪です。特にダイエットやエネルギー補給に優れていることで知られています。

✅ MCTオイルの栄養成分

MCTオイルの主成分は、中鎖脂肪酸である**「カプリル酸(C8)」と「カプリン酸(C10)」**です。
 • カプリル酸(C8) → エネルギー変換が速く、脳や体の活性化に役立つ
 • カプリン酸(C10) → ゆるやかにエネルギー供給され、持続力がある

MCTオイルは、一般的な植物油と異なり、肝臓で直接分解され、すぐにエネルギーとして使われるため、脂肪として蓄積されにくいのが特徴です。

✅ MCTオイルの健康・美容効果
⭐ ① ダイエット&脂肪燃焼をサポート
MCTはすぐにエネルギーとして使われ、**脂肪が燃えやすい体質(ケトン体回路)**に導きます。
⭐ ② 脳の活性化(集中力アップ)
MCTは脳のエネルギー源となるケトン体を作り、記憶力や集中力の向上に役立ちます。
⭐ ③ 腸内環境を整える
MCTオイルは消化しやすく、腸の動きをサポートして便秘を改善する効果が期待されます。
⭐ ④ 持久力を高める(運動時のエネルギー補給)
運動前にMCTを摂取すると、持続的なエネルギー供給が可能になり、スタミナ切れを防ぎます。

✅ MCTオイルの使い方
 • コーヒーやスムージーに混ぜる(「バターコーヒー」が人気)
 • サラダやヨーグルトにかける(加熱NG)
 • 運動前にスプーン1杯摂取(持久力UP)

3. ヘンプシードオイルとMCTオイルの違い

 

4. どちらを選ぶべき?

✅ 美容やホルモンバランスを整えたい → ヘンプシードオイル
✅ ダイエットやエネルギー補給をしたい → MCTオイル
✅ どちらも試したい → 目的に応じて使い分ける!

どちらも健康に役立つ優れたオイルなので、目的やライフスタイルに合わせて取り入れるのがベストです!

5. まとめ

ヘンプシードオイルは、肌やホルモンバランスを整え、炎症を抑える効果が期待できるオイル。
MCTオイルは、脂肪燃焼や脳の活性化、エネルギー補給に優れたオイル。

どちらも簡単に摂取できるので、健康習慣の一つとしてぜひ試してみてください!

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